RB TOTE(家出トート)の入荷時期につきまして

: update:18.07.06

RBTOTE

皆様、おはようございます永田です。

本日はテレビドラマの影響もあり、多数のお問い合わせやご予約をいただいております RB TOTE(家出トート)ですが、生地の生産にトラブルが生じており、前回の投稿にてお伝えさせていただきました入荷予定が遅れております。
心待ちにされている皆様、お取り扱い販売店様には、大変ご迷惑とご心配をお掛けすることとなってしまい誠に申し訳ございません。

現時点で、多少前後する可能性はありますが、7月中旬から8月末にかけて順次入荷の予定をしております。ご予約いただいております皆様には、商品の確保をできた時点で必ずご連絡をさせていただきますので、もうしばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。

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以下、少々長くなりますが、今回納期遅れでご迷惑をお掛けしております生地がどういったモノで、どのように作られているかご興味がある方は、ぜひご覧ください。

まずこの商品に使用している生地 master-piece のオリジナル・ファブリック MASTERTEX-CANVAS は昔ながらのシャトルを使った織機(力織機)で織っています。
この織機でしか織ることができない太番手を適度なテンションで織ることで、独自の風合いを持った帆布が出来上がります。しかも一般的に帆布で使用することがない高級なコーマ糸(長さの短かい綿繊維を除去・コーミングし、長い繊維のみを取り出しムラなく均一に揃える事により糸むらが少なく強度の高い、綿花の良質な部分だけで紡績された細番手の高級糸。またコーマ糸は見た目が上品で、自然な光沢と風合いを持つだけでなく、繊維の平行度が増した締まった糸のため切断強度が上がっているのも特徴です。)を使用しています。

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これまでは、滋賀県の高島市にある機屋さんで織っておりましたが、経通しと言われる作業を行ったり、織機の調節をする職人さんの引退により、こちらの機屋さんでの生地作りを断念せざるを得ない状況となってしまいました。昨年より、4号クラスの帆布を織れる別の機屋さんにて帆布にコーマ糸を使ったり、これまでにやったことがない規格の帆布を新しく織っていただけることになりました。実際、織り始めてみると今までとは違うテンションやスピード、様々な調節を行いベストなセッティングを探ろうにも、なかなか上手く行きません。ついには無理なテンションが掛かり、織機のパーツが破損していました。

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特注になる部品の修理や別のパーツの調達などにさらに時間を要し、原因を探しながらの作業はなかなか骨の折れるものでした。特に生地の両端にあるセルビッチと呼ばれる部分の調整に時間が掛かりました。コーマ糸を通常より強撚にすることで硬くなった糸を上手く織機が掴んでくれず、ずれたり機械が止まるということを繰り返していました。これに関しても少しずつ調整、作業のトライ&エラーを繰り返していきました。今現在、ベストなセッティングではない状況ですが、織機のスピードを遅くすることで、なんとか織ることができるようになっています。ただしこのスピードで織れるのは、トラブルなしでも一日に約30Mです。このようなことがあり、商品の入荷に時間が掛かってしまっている状況です。その他の生地、パーツ類は全て準備が済んでおり、この生地が上がり次第、大至急縫製作業に入ります。

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正直、見る人が見ないとわからない差なのかも知れませんが、似たような何かでなく、私たちならではのこだわりが詰まった生地になっています。

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最後になりますが、こちらの機屋の職人さんの年齢は33歳なんです。「まだまだ経験がない部分もありますが。」とおっしゃっておりましたが、後継者不足で廃業を余儀なくされるこの業界の中では明るい話だと思います。ちなみに三代目だそうです!

生地、商品の上がりまであと少しです。
もうしばらくお待ちください。

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